「データSIMの方が安いけど音声通話SIMで契約しないと電話番号が貰えない。どうしようかな・・・」
このようにデータ専用SIMと音声通話SIMどっちにすべきか悩んでいる無職の方は多いのでしょうか。
今回は筆者が思う無職のSIM選びについて記事にしたいと思います。
今すぐに就職活動する気があるか?
ナイーブな問題をいきなり突いていくスタイルです(笑)
電話番号の必要性は、就職活動の動向次第で変わってくるのかなと思います。
もし、就職活動をすぐに始めるのであれば、音声通話SIMで契約しておいた方がいいと思います。
履歴書に書く電話番号をどうするか?
就職活動中は志望先の企業から電話がかかってくるシチュエ-ションは珍しいことではありません。
相手先の企業は、履歴書やエントリーシートに記載されたみなさんの電話番号を見て電話を掛けてくるのが一般的です。
そのため、私たちは履歴書に電話番号を記載しないといけませんよね。
ですが、みなさんが普段利用されているであろう連絡ツール「LINE」は電話番号がないので書けません。
じゃあ、履歴書の連絡先に記載する電話番号はどうすればいいのかという話ですが、2つ方法があります。
- 音声通話で契約した普通の電話番号で登録
- IP電話を取得してそれで登録
この2択だと思いますね。
そもそもIP電話ってなんやねん?
LINE通話と同じようなもの
IP電話とは、インターネット回線を利用する通話手段です。
電話回線を使わないで電話を掛ける方法ともいえますね。LINE通話と同じようなものです。
IP電話の特徴は以下の通りです。
- 音質が悪い
- インターネット回線を利用して電話を掛けている(受信時も通信量を消費する)
- データ通信料以外は無料
- 050から始まる電話番号を基本料金0円で取得できるところあり
こんな感じです。
ライン通話とIP電話の違いは、やはり電話番号の有無ですね。
ライン通話はlineIDだけで通話できますが、電話番号が貰えるわけではありません。一方で、IP電話は050から始まる電話番号を無料で貰えるところもあります。(通話代30秒1円~10円は別途かかる)
なので、IP電話は履歴書に書く連絡先として一応、成り立つのです。
一応。
IP電話はインターネット回線を利用して電話を掛けている
問題はこっち。
IP電話はインターネット回線を利用している点です。
普通の電話は電話回線を利用して電話を掛けているのに対し、IP電話はインターネット回線を利用しているためデータ通信量を消費します。
例えばですよ、外出先で誤ってabemaTVとかyoutubeを見てしまったらデータ通信量が一気になくなるじゃないですか!?
IP電話はデータ通信量を消費して電話をかけています。
そのため、通信量を使い果たした状態で通話すると「つながりにくい」「つながらない」という状況が発生します。
しかも、データ通信量は1か月経過しないとリセットされないので、月の序盤にデータ量を消費してしまうと不安定なまま使い続けないといけないことになります。
でも、普通の電話ならそんなことにはなりません。
090、080、070から電話を掛けると電話回線を使って電話を掛けられます。データ通信量が減ろうが影響なしなのです。
就職活動中に通信回線が乱れたら絶対焦ると思う(笑)
ただでさえ、通信品質に難を抱えるIP電話。
データ通信量が足りない状態での通話はさらに音が飛びやすくなります。
では、就職活動中に企業側から電話がかかってきたときのシチュエーションを想像してみましょうか。
「お忙しいところ、恐れいります。◯◯会社人事部の◯◯です。面接の件でお電話致しました。ただいま、お時間よろしいでしょうか?」
私たち
「申し訳ございません。お電話が少々遠いようで・・。もう一度よろしいでしょうか。」
企業
「んんっ、お忙しいところ、恐れいります。◯◯株式会社人事部の◯◯です。面接の件でお電話致しました。ただいま、お時間よろしいでしょうか?」
私たちの中の人
「やばい、全く聞こえねえ。」
私たち
「大変申し訳ございません。お電話が少々遠いようでもう一度よろしいでしょうか。」
企業側の本音
「なんだこいつ、耳悪いのか・・・めんどくせえから不採用だな。」
企業
「お電話が遠いようなので日を改めてお電話をお掛け致します。」
という地獄絵図に陥る可能性があります。
一回聞きなおすのですら心苦しいのに2回も聞こえなかったら・・・。
想像しただけで死ねますね(笑)
自分が就職活動をする立場ならIP電話なんか怖くて使いたくないです。
仮にその時は電話の調子が良かったとしても、就職活動以外の部分で心配事を抱えたくない。電話の通信状態なんかで、ただでさえ弱い豆腐メンタルを乱されたくないのです・・・
格安SIMは通話品質が良くないのか?
音声通話SIMで契約しておけば通話品質は良好
問題なのはIP電話を使うことです。
格安SIMを使うこと自体は問題ではありません。格安SIMでも音声通話SIMで契約すれば普通の電話番号を取得できます。そうすれば通話品質に不安を抱える心配はなくなります。
音声通話SIMなら大手キャリアと変わらない通話品質で提供される
格安SIMは品質が悪いと思われがちですが、品質が悪いのはインターネット回線の品質のみです。
通話品質に関しては大手キャリアとほぼ変わりません。なので、普通の電話番号が貰える音声通話SIMで契約しておき、履歴書には090、080、070の番号で登録しておけば通話品質に不安を抱える心配はなくなります。
ただし「通話アプリ」には注意
格安SIM業者では通話アプリを提供している業者が多くあります。「通話アプリ」は電話を掛ける際に「アプリ」を介して電話を掛ける方法なのですが、この通話方法だとデメリットがいくつか存在します。
- 普通の電話より通話品質が若干劣る
- 固定電話への着信が非通知になる(業者によって通知されるところもある)
- 相手方の固定回線が非通知着信拒否の場合、繋がらない場合あり
- フリーダイヤルにつながらない
企業が固定回線を利用していたら繋がらないことが考えられます。
そんなときは、通話アプリを介さずに普通の電話で掛ければいいのですが、通話アプリを介さない通話は通話代金が割高です。30秒20円とかの設定が多いので通話代が高くついてしまう可能性があるんですよね。
ワイモバイルなら1回の通話時間10分まで無料
現在、私はワイモバイルを利用しているのですが、ワイモバイルなら以下のようなメリットがあります。
- 普通の電話番号(090、080、070)が手に入る(企業の固定電話にはじかれない)
- 1回の通話時間10分まで無料
- 通話時のアプリが不要
格安SIM業者が提供する話し放題サービスは1回5分まで無料というところが多いです。ところが、ワイモバイルなら普通の電話番号で10分まで無料で通話できます。
普通の電話番号で10分の話し放題サービスを提供できている業者は他にありません。
面接の日程を取り付ける間に5分を超えてしまうことはあるかもしれませんが、10分ならなんとか持ちそうな気がしますよね。
そんな企みがあって私はワイモバイルを選んだのですが、肝心の就職活動をしないままズルズル来た点だけが想定外でした。みなさんも、就職活動をするのを忘れないように気をつけてくださいね(笑)