格安SIM業者の通信料はキャリアと比べて圧倒的に安いです。必要最低限の設備、機能に留めることで月額料金が抑えられています。
そんな格安SIM業者にもいくつか弱点があります。
そのうちの1つが通話料金の高さです。
格安SIM業者の通話料金プランははっきりいってそれほど充実していません。
かけ放題といいつつ無料通話時間が短かったり、専用アプリを通さないと使えないなど制限も多く使いづらさを感じるかもしれません。
そんな中、通話料金の設定が長所として、唯一挙げられる業者がワイモバイルなのです。では、どのあたりがお得なのか説明していきますね!
ワイモバイルの通話時間はどうなっているの?
ワイモバイルの通話料金はどのプランでも10分間無料!
ワイモバイルのスマホプランは10分以内の通話が無料でかけられます。
格安SIM業者の多くは無料通話時間を「5分」と設定していますが、ワイモバイルは「10分」も通話できてしまいます。なんと2倍の長さです。
また、ワイモバイルの無料通話は通話回数の制限もありません。10分以内の通話であれば何回かけようが無料です。
(スマホプランS/M/L)
料金(税抜) | データ容量 | 無料通話時間 | |
---|---|---|---|
スマホプランS | 2980円(1年目1980円) | 2GB(2年間は3GB) | 1回10分以内 |
スマホプランM | 3980円(1年目2980円) | 6GB(2年間は9GB) | 1回10分以内 |
スマホプランL | 5980円(1年目4980円) | 14GB(2年間は21GB) | 1回10分以内 |
上記はワイモバイルのスマホプランの内容と料金表です。
まず右端をご覧ください。
お気づきかと思いますが、無料通話の条件はなんと、各プラン平等です。
SMLどのプランを選んでも無料通話は「10分」と変わりません。
貧乏症である私たちは「できるだけ月額料金を抑えたい。」との欲望を抱えた方が多いと思います。当然、月額料金が1番安い「Sプラン」は有力候補として挙がるわけです。(経験談)
そんな中、「Sプラン」は最安プランにもかかわらず、ワイモバイルの長所でもある通話が他のプランと同じ条件で使えます。
つまり、「電話メインで格安SIMを使いたい」「金銭的にキャリアを使う余裕はない」と考えている方にとっては、ワイモバイルのSプランはぴったりだと思います。
無料通話は10分まで。超えた分は有料
通話時間にメリットがあるワイモバイルとはいえ、
無料通話時間は10分までです。
もし通話時間が10分を超えてしまったら、超えた分の通話料は有料となります。
超過分の通話代金は「30秒あたり20円」別途で発生します。
ですから、1回の電話は必ず10分以内で終えたいところです。
例えば、通話中に話が長引いてしまったら、
「そろそろ、無料通話10分経つんでまたかけなおすね。」
ともう一度かけなおせば無料で通話し放題です。
しかし、電話をかける場面によってはそうも言っていられないことがあります。
親族や友達との電話ならまだしも上司や取引先、お客さんに電話をかける場合には、口が裂けてもこんなこと言えないですよね笑
「スーパー誰とでも定額」というオプションで通話時間を無制限にできる
通話時間が長引く傾向がある方は「スーパー誰とでも定額」というオプションに加入することで通話時間を無制限にできます。
「スーパー誰とでも定額」の料金は月額+1000円です。
「うーん、高いな」と思われるかもしれませんが、格安SIM系の業者で通話時間を無制限にできるのはワイモバイルだけです。
以前は楽天モバイルも同じようなサービスを提供していたのですが、採算が合わなかったのか無制限はなくなってしまいました。
もし、通話時間が長くなる傾向がある方はこちらのオプションに加入すると通話料金を抑えることができるはずです。
ワイモバイル同士の通話、家族間通話も10分までは無料。それ以上は有料
現在、キャリアで契約されている方は同一キャリア間での通話、家族間通話は無料で使えていると思います。
しかし、ワイモバイルにはそのようなサービスがありません。
通常の通話料金の設定が適用されます。
つまり、ワイモバイル同士、家族間の通話であっても10分まではタダ。
10分以上は有料となります。
通話し放題の対象外に気をつけよう
10分間通話し放題はあくまで原則無料です。無料通話対象外になる通話先もあります。下記への通話時は気をつけなければなりません!!
- 国際ローミング(海外現地での通話、データ通信)
- 国際電話(国内から海外への通話発信)
- 留守番電話センターへの通話
- SMS
- ナビダイヤル(0570)、テレドーム(0180)、番号案内(104)
- 着信転送サービスへの通話
- ワイモバイルが指定し、別途公表する電話番号
このような感じです。
以下では誤って通信料がかかりやすいサービスを取り上げたいと思います。
留守電サービスセンター
私たちに1番なじみがあるのは、「留守番サービスセンター」ではないでしょうか。
録音された伝言メッセージの再生は、無料通話の対象外となってしまいます。30秒あたり20円の通話料金が発生してしまいます。
どうしても仕事で留守電をよく使うという方は留守番電話プラス(月額300円)に加入するという方法もあります。
留守番電話プラスは「ボイスメッセージ」のアプリケーションを使うことで、録音されたメッセージが音声ファイル化されて自動配信されます。
つまり、いちいち留守番電話サービスセンターに通話しなくても伝言サービスが再生できるようになります。当然、再生時に通話料がかからなくなります。
また、自動配信が済んだ状態なら圏外でも再生できるメリットもあります。地下鉄に長時間乗るような営業の方は使いやすいと思います。
SMS「ショートメールサービス」
スマホの「メッセージ」アプリで送るときは電話番号を利用して送りますよね。これも無料通話の対象外となります。通話料金は1通あたり3円ですね。
メッセージのやりとりはいまどきLINEで行うのが主流ですから普通に連絡する分にはそれほど気にならないと思います。
ただし、両親がガラケーでSMS(Cメール)しか送れない方はSMSサービスを利用する機会も多いかと思います。通話料が別にかかることを念頭においておきましょう。
ナビダイヤル
0570から始まる電話番号に発信すると無料通話の対象外です。
「0570なんて普段電話かけないよ」と思うかもしれませんが、0570は企業のサービスカスタマーセンターやチケットぴあなどで利用されています。
たとえば、電話がなかなか繋がらない格安SIM業者のカスタマーサービスにかけると、「ナビダイヤルにおつなぎします。」とアナウンスがありますよね。言ってしまえばあれですね笑。あれは無料通話の対象外になっています。
電話をかける際は手短にいきたいところですが…通話待ち時間も料金が発生するので通話料金が嵩みやすくなっています。ナビダイヤルに通話する際は気を付けましょう!!
以上3つが馴染み深いかと思います。
以上の連絡先への通話は、24時間かけ放題の「スーパー誰とでも定額」に加入していても無料通話対象外となります。完全な無料通話ではない点に注意ですね。