ワイモバイルの下取りは、使わなくなったスマホと引き換えに月額料金を割引いてくれるサービスです。
公式サイトに掲載された下取り表を確認してみると、実はそこそこいい値段で買取ってくれています。非常にありがたいサービスですね。ただし、問題もあります。
スマホなんて普通に使っていても、2年使えば経年劣化が酷いですし、一部の機能が破損していたなんてことは普通にありますよね。
そんなスマホの惨状を見て「自分のスマホなんて下取りしてくれるわけがない…」と思ってしまうのも無理はありません。
でも、まだ諦めないで下さい。
ワイモバイルの下取りは、私が査定を受けてみた限り…ゆるゆr…や、優しい印象を受けました(笑)
もしかすると、みなさんのスマホも下取りで引き取ってくれるかもしれません。そこで当記事では、私がワイモバイルに下取りに出した時の様子を書いてみたいと思います。
ワイモバイルの下取りはどんな状態のスマホなら引き取ってくれる?
ワイモバイルの公式サイトでは、下取りで扱うスマホの状態についていくつか言及されていました。以下の通りです。
- 電源が入ること
- スリープボタンが正常に動くこと
- 初期化されていること
- 各種ロックが解除されていること
- 製造番号(IMEI)が確認できる
- 改造などメーカーの保証外でないこと
- 下取り機種の所有者
- 下取り機種が正規に購入されている
一見、しっかり書かれているように見えますね。しかし、よくみると実はアバウトな説明しか書かれていません。
例えば、「電源が入ること」という条件一つとっても、「起動画面が一瞬表示されれば問題ないのか」それとも、「査定が終わるまで電源が入りつづけないといけないのか」その辺りについてはよくわかりませんよね。
私が下取り用に用意したスマホの状態とは?
今回、下取りの基準を探るために、私が用意したスマホの状態をお伝えしておきます。機種はiphone6でした。
異常箇所 | 正常 |
---|---|
画面割れ | touchid作動 |
タッチ感度が若干悪い | 内外カメラ動作可 |
バッテリーの劣化 | wifi通信可 |
sim認識する |
この状態のiphoneを「iphoneを探す」をオフにして初期化したものを下取りに出しました。
ちなみにiphoneのバッテリーのキャパシティは30%。充電Maxの状態から画面を40分間付けっぱなしにしたところ、充電バーが残り40%程度になりました。
いろんな箇所にボロがあり、そろそろ天に召されるときが近いのかもしれない・・・そんな端末でした。
ワイモバイルショップにいざ来店!店舗下取り?郵送下取り?さてどっちにしようか…。
ワイモバイルショップにはまず、「下取りを扱う店舗」と「下取りを扱わない店舗」があります。
また、下取りを扱う店舗の中でも、「店舗内で直接下取りができる店舗」と「郵送で下取りの申し込みができる店舗」があります。
今回私が来店したのは「下取りを扱う店舗」で、それも、「どちらの下取り方法とも対応可」のワイモバイルショップでした。来店当初は郵送の下取り申し込みだけして帰る予定でした。対面で交渉するのが苦手で早く帰りたかったんですよね。
しかし、ワイモバイルショップの人の話を聞いてるうちに心変わりしました。
店舗内で下取りした方が良さそうだな、と。
ワイモバイルショップの人から店舗内で下取りした方が良いと勧められる
私は当初、郵送時の下取りを申し込もうとしていましたが、郵送での下取りで唯一気になっていたことがあったんですよね。
それは、バッテリーの劣化具合についてです。
みなさんもよくご存知かと思いますが、iphoneの電源をオフにしたまま端末が数日間冷やされ続けると、電源が落ちて操作不能になることってありますよね。
郵送で下取りするということは、数日間気温が低い場所に保存される可能性があります。すると、下取り時に電源がつかない状態も考えられますよね。
特にバッテリーの劣化が酷いと、ホント一瞬で落ちます。
これが下取り条件の「電源がつくこと」に抵触する可能性があるのではないか?と危惧していました。
で、ワイモバイルショップの人にこのことを相談してみたところ、「店舗で下取りした方がいいと思いますよ」とアドバイスされたわけです。
下取り時の条件「電源がつくこと」は郵送下取り時にどう査定されるのか聞いてみた
店員さんに聞いたときの様子はこんな感じでした。
と言っておられました。
もう、そんなこと言われたら、店舗まで持っていくしかないじゃないですか(笑)
郵送の査定時にライトニングケーブルを刺して充電してくれるかわからないですし、仮に刺してくれたとしてもどの程度充電してくれるかわからない…。
ちょっと怖いなと。
今回私が下取りに出したiphoneも端末の保存状態によっては、郵送だと危なそうだなと感じました。
それに店員さんの口調的に、郵送下取りは電源をつけようとする時にあまり頑張ってくれないから、店舗内で下取りした方がいいよ、と暗に教えてくれたような気がしたんですよね。
そこで、店舗内で下取りしようと決めたわけです。
店舗内下取りの「電源がつくこと」の判定は良心的だった!
そこまでいうなら、「店舗内の下取りはどこまで頑張ってくれるの?」と内心、鼻息荒くしながら再来店したんですよ。そしたら、想像以上に良心的で拍子抜けしました。
では、どこに良心を感じたのか?
それは「ライトニングケーブル挿しっぱなしで査定してくれた」からです。
5分いや10分くらいバッテリー持たせればなんとかなるかな…と勘定してたら、下取り開始から終わるまでずっと充電しながら操作してくれました。
もう、こうなったらどんなにバッテリーに不安があろうと1回起動できてしまえばチャンスありますよね。
自分が来店したショップが特別そういった対応をしてくれたのか、他店と比較できていないのでわかりません。ですが、チャンスは確実にありますよね。
下取り手続の流れってどんな感じ?
下取りの流れとしては以下のように進んでいきました。
- 身分証明書の提示
- iphoneの起動確認
- 初期化した端末にsimカードを挿す
- iphoneをアクティベートする
- 各種ロックがかかっていないか確認する
- 下取り金額の確認→サイン
身分証明書の提示
まずは身分証明書の提示を求められました。
免許証を持っていたのでサッと提示。特にコピーとかも取られず、契約情報と合っているかどうか確認されただけだと思います。印鑑も必要ありませんでした。
iphoneの起動
身分証明が終わるとiphoneの起動確認をしました。ワイモバイルショップに設置してあるライトニングケーブルを挿しっぱで操作してくれました。
初期化した端末にsimカードを挿した
私の下取り用iphoneは既に「アクティベーションロック解除+初期化済み」、simカードも自分で抜いた状態でした。
店員さんはその状態からiphoneを起動したのですが、「simカードが挿入されていません。iphoneをアクティベートするにはpinロックされていない有効なsimを挿入して下さい。」と表示されていました。
一応simカードも持参していたので「simカードを挿しますか?」と店員さんに聞いたら、「あっ、お願いします」という感じになりました。
ショップ側でSIMカードを用意していない店舗もあるようなのでご自身のSIMカードも一応持っていかれたほうがいいかと思います。
iphoneをアクティベートする
simカードを指すと、店員さんがiphoneのアクティベートを始めました。
iphoneのアクティベートには本来自分のappleidとパスワードが必要ですが、ワイモバイルショップで用意してある物を使っているようでした。
お店側からするとアクティベーションロックが解除できないiphoneは盗品の可能性があるため下取り不可になります。このロックを解除するには、今まで使用していた人のappleidとパスワードが必要になります。
なので、自分で正規に購入したiphoneだけどよくわからないという方はApple idとパスワードを持参しましょう。そうすれば店員さんがなんとかしてくれるはずです!
IMEI番号を確認される
アクティベートが完了したらiphoneの待ち受け画面になります。そこから「設定」→「一般」→「情報」とすすめてIMEI番号を確認。ワイモバイルショップの自社端末でインターネット利用制限の照合をしていました。
iphoneの裏面にもIMEI番号が印字されていますが、おそらく外フレームだけ交換されていると困るので、わざわざ内部情報から引っ張ってきているのだと思います。
職業の確認と下取り金額の確認
下取り条件の確認が終わるとワイモバイルの自社端末に入力を求められました。
入力欄を見ると職業欄の確認画面でした。
- 会社員
- 自営業
- 学生
- 主婦
- フリーター
- その他
みたいな感じだったと思います。
店員さんと対面しているので身分の危うい方は覚悟が必要になるかと思います。私も恥ずかしい思いをしました(笑)それが終わると下取り金額を確認。サインして手続完了です。
「身分が危い」+「端末が正常」な場合は、郵送で申し込んだ方が精神的に楽だと思います!
手続の流れは以上になります。
査定について個人的に感じたことをつらつらと述べるコーナー
最後に、査定の時に感じたことをいくつかつらつらと書いていきたいと思います。
下取り用のiphoneの一部機能の故障は確認される?
わざわざ確認されませんでした。
下取り開始時の説明では「電源の入電とIMEI番号の確認(インターネット利用制限○)だけさせて下さい」と店員さんから言われていました。
おそらく、下取りの可否は、この2つの確認作業の過程で必要な機能に問題なければ下取り可になるのかなと感じました。
例えば、IMEI番号の確認は、iphoneを起動させて、アクティベートさせて、設定画面を開いて番号を取得します。その過程で、カメラを動かす必要があるかというと、ないですよね。
なので、カメラ機能は確認されなかったのだと思います。逆に液晶画面のタッチが全く効かないとなると、iphone自体を動かせないのでIMEI番号が確認できません。この場合は下取り不可になるのではないでしょうか。
ちなみに、私が持参した端末は、タッチ感度がやや悪かったのですが、店員さんが動かしづらそうにしながらなんとか動かしてくれました。
普段使いが不便になった端末であっても、頑張って動かせるくらいの故障であれば、チャンスはあるのかもしれません。
「正常な端末」と「破損した端末」で査定価格が分かれるようになりました。ワイモバイル指定の条件を満たさないと査定価格が「破損あり」と判断され査定価格が大幅に下がります。が、その具体的な基準、境界線についてはやはり記載がありませんでした笑
端末の査定で欠かせない要素とは?
端末の査定で絶対外せないと感じた要素
- 電源の入電
- スリープボタンの反応可
- 液晶のタッチ反応可
- SIMカードを認識する
- バッテリーの劣化が顕著でないこと(郵送時は特に)
- wifi通信の接続可
- インターネット利用制限が○
- アクティベーションロックの解除
多少壊壊れていても個人的に大丈夫そうだなと感じた機能
- 画面割れ、キズ
- 音が出ない
- カメラの故障
- タッチidの故障
- バッテリーの劣化(店舗下取り時)
今、思いつくのだとこんなところですかね。
店員さんの手の動きからするとタッチidの動作確認もスキップされていたと思われます。それに、電話の通信可否も確認されませんでした。ボタン類は程度にもよると思いますが、それなりに動かせる範囲であればいけそうな印象を受けました。
改造などメーカーの保証外でないことをどうやって確認していた?
→そもそも確認しているか不明です。パーツまで確認している素振りはないように見えたけど…
どうなんですかね(笑)
電池パックが正規品か確認します!なんてこともなかったし…。目視や手触りで確認できるところはしていたのかな?こればっかしはわかりません。
下取り機種が正規に自分で購入しているか確認された?
もちろん端末の所有者である必要はあります。しかし、正規で購入されているかなんて工場出荷状態になってたら確認のしようがない。
自分はオークションで落としたやつを出しましたが大丈夫でした(笑)
おそらく、アクティベーションロックがかかっていない状態にできる=正規購入者って判断なのかな。んーわからん。
「各種ロックが解除されていること」の基準とは?
- アクティベーションロックの解除
- キャリア端末のインターネット利用制限○
は必須です。
キャリアのsimロックはかかっていても大丈夫でした。
まとめ
- 「電源が入ること」の基準は、店舗内下取りは「端末が起動すればOK」、郵送下取りは「バッテリーの劣化が著しいと厳しい」でした
- iphoneの一部機能の故障は、確認作業に支障をきたさなければ下取り可になるっぽい
- 下取り機種が正規に購入されているか確認しているのかはわからない
最後に…