ワイモバイルのスマホプランは家族割が適用された回線数に応じて月額500円の割引が受けられます。
他の格安SIM業者では、そもそも家族割引を採用していないところや、月額50円引きなど内容が優れていなかったりします。
その点、ワイモバイルの家族割は割引率が特に優れているといえます。
しかし、家族割を適用させるにもいくつか条件があります。
この条件を満たさなければ、いくらサービス内容が優れていたとしても、その恩恵を受けることはできません。以下では、ワイモバイルの家族割の概要やその加入条件について書いていきます。
家族で乗り換えを考えている方は「家族割の条件」を知っておくと想定していた通信料よりもかなりお得に契約できます。
しっかり抑えていきましょう。
ワイモバイルの家族割とは
ワイモバイルの家族割とは、指定されたプランに複数の回線で契約すると2回線目以降の基本使用料が割引となるサービスです。
簡単に言ってしまえば、3台契約していたら2台目と3台目が割引されるよーという感じですね。
家族割という名前なので家族でないといけないのかなと思ってしまいがちですが、1人で複数の回線を契約している場合も可能です。
家族割のメリット
スマホプランは毎月500円OFFになる
家族割の最大のメリットはやはり、月額使用料が安くなることです。スマホプランであれば、月額使用料がなんと500円引きとなります!!
スマホプランSの月額使用料は、2980円(1年目は1980円)なので家族割が適用される2台目以降は、2480円(1年目1480円)です。
2年間平均で考えれば月2000円で使えてしまいます。通信環境が優れているワイモバイルを月2000円で使えるようになるのは、かなりお得といえるのではないでしょうか。
ただし、注意点もあります。
家族割は複数回線で契約しておけば必ず組めるわけではないのです。適用されるにはいくつかの条件を満たす必要があります。
ここが少々めんどくさいところでもありますが…みていきましょう!!
家族割の条件とは?
指定されたプランで契約する
家族割を適用させるには指定されたプランで契約している必要があります。
適用されるプランは以下の通りです。
- スマホプラン(S/M/L)
- データプランL(タブレット)
- pocket wifi
- ケータイプラン
上記プランで複数の回線契約を結んでいれば、家族割の対象となります。
みなさんの中には、スマホとセットでの購入を検討されている方もいらっしゃると思いますが、セットで購入する場合は必ずスマホプランで契約することになります。
スマホプランは家族割の対象なので、セットで購入しておけば必ず家族割が付けられますね。
ただし、スマホ+タブレット、スマホ+ガラケーの2台持ちの組み合わせは注意
スマホとタブレット、スマホとガラケーの2台持ちの組み合わせで家族割を考えている方は注意が必要です。
ガラケー用のプラン「ケータイプランSS」や、タブレット用の安いプラン「データプランS」などは家族割の対象となっていないからです。
家族割の対象となるプランの中には「ケータイプラン」というものがありますがこれはPHS専用のプランです。ガラケー用のプランではありません。
スマホとガラケーの2台持ちを考えている方はお気をつけください。
家族割は最大9回線まで受けられる
家族割が適用されるのは最大9回線までと決まっています。
1回線目(主回線)は家族割が適用されないので、主回線1人+副回線9人が最大ですね。もし、みなさんが10人家族で1人1台ずつ契約していたとしたら1人が主回線、9人が副回線で家族割が最大で使えます。
家族で申し込むには家族である証明が必要
家族名義で申し込むには、各回線同士が家族である証明が必要となります。
必要な書類は、家族が同居しているか否かで決まります。
家族が別居している場合→上記のような本人確認書類と戸籍謄本などが必要
同居されてない方は、必要な書類が増えてしまう感じです。
家族の範囲はどこまで認められる?
また、家族の範囲はどこまで認められるのかという問題もありますよね。
ワイモバイルでは、以下の4要素のうち1つが確認できれば家族として認められています。
- 血縁関係がある
- 婚姻関係がある
- 苗字が同姓である
- 同住所である
以上4点のうちのどれかで本人確認書類を提出できればOKです。
祖父、祖母はもちろんのこと、叔父、叔母であっても同住所、同姓などの確認が取れれば家族割が適用されるということですね。親族関係を示す親等数などの条件もありません。
また、他人であっても家族割は適用できます。同住所に住んでいることが書類上わかれば、恋人やシェアハウスの仲間とかでもいけますからね。
詳しくはこちらの公式サイトにて記載されています。
家族割は個人名義の人だけ
ただし、家族割が適用できるのは個人名義の方のみです。
法人の方は、家族割を適用させることができません。
条件については以上となります。
家族割について知っておきたいこと
家族割の期間
家族割の期間についてですが、ワイモバイルと契約している間はずっと適用されます。
ただし、主回線(1回線目)の解約で家族割は適用されなくなる
家族割を適用させるには、「1回線目に契約する主回線」+「2回線目以降に契約する副回線」の両方があって初めて成立します。
主回線を解約して途中で抜けてしまうと、副回線を2台以上契約していても家族割が適用されなくなってしまいます。
たとえば、お父さんとお母さん、息子の3人でワイモバイルの家族割を組んでいたとします。一回線目の主回線がお父さんだとすると、お父さんが抜けたらワイモバイルの家族割は適用されなくなります。
お母さんと息子の副回線同士で家族割を組むには、お父さんの主回線を別の誰かに移動させて、主回線+副回線という形になるように手続きする必要があります。
解約時には、主回線を誰かに移すことを忘れないようにしましょう。
他の割引サービスとの併用はできるのか?
ワイモバイルでは家族割の他にも割引サービスがあるのですが、家族割と併用できないサービスがあります。
(家族割と併用できないサービス)
- おうち割光セットA
- おうち割光セットA(申し込み特典)
- もう一台キャンペーン(申込終)
- Wi-Fiセット割(申込終)
- 光おトク割(申込終)
- イー・モバイルセット割
- タブレット割引スタートキャンペーン向け
この中では「おうち割」が「家族割」とバッティングしやすいかと思います。
家の回線がsoftbank光やsoftbank airを使っている方は、家族割と併用できない仕組みになっています。家族割よりもおうち割の方が値引き額が大きくなる可能性が高いので、家族割に変える必要もないでしょう。
(家族割と併用できるサービス)
- ワンキュッパ割
- 下取りキャンペーン
- 学割など(ヤング割、タダ学割、ともに申込終)
これらは併用が可能です。
特に下取りキャンペーンについては使い方次第でかなり割引されます。
私は、iphoneの冒機種を下取りに出したのですが、2年間の月額使用料が毎月756円引きになりました。
ワイモバイルの下取り価格は相場価格と乖離していることがあるのでiphoneをお持ちの方はチャンスかもしれません。
下取りの概要についてはこちら
家族割のデメリットは?
家族割についてのデメリットは特にありません。
強いて挙げるなら、他の一部キャンペーン(おうち割)と併用できないことですが、
それ以外は特に思い当たるところがありません。
家族割のオプションをつけてもお金はかからない
家族割は手数料や別料金を取られることもないです。
リスクはゼロです。適用させればただ得をするだけなので家族割を付けられる方は絶対につけるようにしましょう。
家族割は新規でしか申し込めないのか
家族割は後からでも申し込むことができます。
家族割には申し込む方法が2つありまして、1つは実店舗から、もう1つはオンラインからです。
オンラインからの申し込みはSIMや端末購入時にしか一緒に申し込めません。
後から申し込みたい場合には、実店舗で申し込む必要があります。
家族割をオンラインから新規で申し込む方法
1.公式サイトにアクセスする
まずはワイモバイル公式サイトにアクセスします。
2.端末またはSIMを選択する
SIMまたは、お好きな機種を選び購入手続きにすすみます。
3.家族割を確認する
下の方にスクロールしていくと「割引」という欄に「家族割引サービス」があります。
副回線の契約だけこの欄にチェックをいれます。1回線目の主回線はチェックをいれないで契約してください。
あとは画面に従って契約するだけでOKです。
なお、1人の名義で複数の回線を新規で同時に申し込むことはできません。
ちょっとややこしいのですが、詳しいことについてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひごらんになってみてください。